「この世の外へ クラブ進駐軍」初日舞台挨拶
丸の内ピカデリー2
2004.2.7
いつものように前段の話が長いので、 いきなり舞台挨拶の話が読みたい方はこちらへ。
「ながら」で東京へ。少しでも早くということで、新橋で降りて走って4分。
4:44 有楽町マリオン前に到着。すでにかなりの列ができている。 先頭がどこなのか分からない。女ばかりだ(実際には男も数人いた)。 毛布にくるまって明らかに徹夜風情のものもいる。 徹夜禁止とはいえ多少はいると思ったが、やはり女は強い。
いちおう後ろのほうに並んでいると思われる人に 「クラブ進駐軍」で並んでいることを確認して最後尾につく。
その後、私の後ろにポツリポツリとつく。 11:10上映開始と長丁場なので座って待とうとしたが、寒いのでちょっとつらい。 後ろの人はかなりの達人らしく、ちゃんと小さな折り畳みの椅子を持ってきていて それに座っている。 私はといえば、ふだんと違うのは一枚シャツを中に着込んでいることだけ。 それでも東京なのでそんなに寒くないのだが。 気がつくと右側のビルの屋上に時刻と気温が交替で表示されている。 3℃と予報どおり。もっとも日の出までにまだ2時間あるのだが。
後ろでは100人並んでるとか80人並んでるとか言っている。 あと、中に入れるのは9時だとか。 6年半前は最初から階段に並べたのに。
そうしているうちにも列は着々と長くなる。
5:15ごろ、後ろの誰かが念のために「この世の外へ」ですよね、 と前から一人一人に確認している (そういえばこのタイトルを使っていたのはこの人だけだったような気がする)。 すると、後ろのほうは「ホテルビーナス」 の指定券を求めている人たちであることが判明した。 そっちの列はこの列の頭から逆方向に並んでいるらしい。 というわけで私より少し後ろはごっそりいなくなり、たった3人になってしまった。
3℃はたいした寒さじゃないとはいえ、長時間となるとさすがにこたえてくる。 服に覆われている部分はなんら問題ないが、顔、特に耳が冷たい。
5:42 何かやってると思ったら、前の列の途中で何かの扉が開けられた。 あとで見に行くと地下鉄の駅につながる階段だ。 ここは寒さに耐えられなくなったときの避難にいい。
このころになるともうだいぶ列は長くなっている。 寒さを紛らわすためにちょっと列を離れて長さをたびたび確認する。 あとその場でも盛んに体を動かしたり、あとラジオ (CKとかCBCがちゃんと入った)を聴いたり。
6時を過ぎると明るくなってきて、それだけで元気が出てくるような気がしてきて。
1時間半を過ぎたくらいに新聞とお茶を買ってくる。お茶でかなり復活した。 あと何時間耐えればいいのか分からないけど。
ビルの上のほうに陽が当たってきた6:45、8Fに移動するとの告知。よっしゃー。
荷物を持ってしばらく待つ。 動き出したが、どうやらエレベータでの移動らしく待たされる。 階段を使えば(エスカレータでもいいけど)もう寒い思いをせずにすむのに。 あと、エレベータだといったん列が崩れるわけで、 トラブルの原因になるかもしれないのに。
2便行ったところで、私の前に13人(たぶん)。 次でいけるかな、と思いつつ入口に向かうと、目の前に手が。 私の前で切られた。苦笑するしかないな。 というわけで、どうやら私は40番目くらいのようだ。
次のエレベータの一番奥に乗り込んで数えると、14人か。
エレベータを最後に降りたが、列で後ろだった人は誠実そうに見えたので、慌てずに。 でも前が少し開いたのでちょっと走って前にいったら、 後ろの二人が「心配しました」みたいな。ご心配をおかけしました。
6:56 8Fの地べたに座る。暖房がきいている。外に比べればここは天国。 階段は使わず、フロアをU字に使う作戦らしい。 私の位置は最初の直線の真ん中くらい? で帰りの直線は私のところくらいまで来ている。
待つ時間はここからの方が長いのだ。 11:10からだから、30分前に劇場に入るとしてもあと4時間近くある。 ながらでほとんど寝られなかったので、 ここで寝ておかないと映画の最中に確実に寝ることになってしまう。
しかしやっぱり眠れない。さっき買った新聞を詳細に読んで時間をつぶす。 あと、昼食の時間も考えて、買っておいたサンドイッチを8時に食べる。
後ろの二人は、お互い初対面だったようだがオダギリジョーファンということで かなり話が弾んでいた。亜季ファンは弾まないよ〜。何しろ仕事がないから。 2つ後ろの人は、実家がそうなのかそれとも私と同じく遠征してきているのか (たぶんこっちじゃない)知らないが、 「晴れどき」とか「どですか」 とかこっちの人間しかわからん話が出てきてツッコミたくなった。
前はジャニヲタだった。
チケットを持たない人は当日券を劇場の前で買うようにとか言ってたが、 このとき「この世の外」とか言ってたかなあ。なんか変な省略をしてた。 あと、「ホテルビーナス」で並んでいる人がいないか何度か呼びかけていた。
8:45 U字が完成してどうするのかなと思ってたら、移動。階段を上ることになった。 ちょっとは楽できるかな、と思ったが、踊り場に座らされた。 それでも壁にもたれられたから楽になったんだが。
ここで10時入場と聞かされた。
9:27 何か配ってる、と思ったらアンケートだった。映画館も色々大変だ。
ここで少し寝られたが、10時に目が覚める。でも動かない。 ウソでもいいから余裕をもった時間を言っとけばよかったのに。
ここで、どの辺の席に座ればいいか考える。
たぶん真ん中に座ろうとすると後ろになってしまう。左右どちらかというと、、、
たぶん劇場の構造からしてゲストは右から入ってくるような気がする。 亜季ちゃんはきっと最後尾だから右側に並ぶ。 だから確保すべきは右側の座席だ。まあ分からんけど。
10:26 いよいよ入場。チケットを用意して、階段をゆっくり登り、 入場してチョコ(かなり大きい輸入物の板チョコ)を受け取り、軽くダッシュ。 気がついたら、実質前から2列目、左側の席の一番右に座っていた。 あれ?右側に座るんじゃなかったっけ?
しばらくして2階席に行って見下ろしてみると、 右側に舞台用の階段が用意されてるじゃん。
700円のパンフを買って、他の亜季ファンのところへ行ってみる。 彼らは私より後ろで落ち着いているからちゃんと右側に陣取ってるよ。 そこでパンフを開けてみると、亜季ちゃんの写真一つもないねえ。 人柱がいてよかったねえ。
席についてパンフでも読みながら待っていると、映画館の宣伝が始まる。 ここはスクリーンが近すぎ。舞台の奥行きがなさすぎるのだ。 こんなところで舞台挨拶とはちょっと怖くないかい?
映画は意外と面白かった。なんたってかなりの寝不足なのに寝なかったから。 亜季ちゃんも思ってたよりは出てた。 自信満々のジャズシンガー依田涼子役(役名はパンフより、読み不明)だが、 それがああなっちゃうんだねえ。 時代もあって古い人間に見える。 「学校の怪談4」の長身の女の子を思い出した。
映画は定刻に終わり、凄い数のカメラマンが前に陣取った。 テレビカメラも何台か来ている。
13:35 司会者登場。おやくそくの注意事項があってから、 割とあっさり出演者・監督入場。
ん?亜季ちゃんが、、、、、先頭!! 階段を登って、そこで止まらないでね。 はい、ずーっとこっちに寄ってくださいね。 あーん、あたしのほぼ正面じゃないっ!奇跡よ!
やっぱ生亜季ちゃんはいいねえ、いつまでも若いねえ(なんのこっちゃ)。 今回、亜季ファンの中では確実に私が一番亜季ちゃんに近い。一人勝ちだ。
亜季ちゃんは上がピンクで黒のロングブーツをはいて、 黒髪にソバージュといったいでたち。
各出演者のコメントはわりとテンション低めで進む。 それでも亜季ちゃんはちゃんと反応してて、役割をちゃんと果たしてるなあと。 舞台挨拶のときっていつもなんだけどマイクのやりとりがなかなかうまくいかなくて。 亜季ちゃんがマイク持ってるから次なのかな? と思ったら別の人でマイク渡してたりとか。
紅一点と紹介された亜季ちゃんのコメントは、
(今までになく?)緊張して現場に臨んだ、ってのと、 まだ1回しか映画を見てないので劇場で見たい、ということだった。
亜季ちゃんはマイクを舞台下に渡して、あとは監督くらいだったかな? 引率の先生だそうで。学生は亜季ちゃんだけだぞ。
ひととおりあいさつが終わると、先着観客プレゼントにちなんで、 巨大チョコレート出現。幅80cmと言ってたかな? 「祝公開 この世の外へ クラブ進駐軍」と文字が入ってたと思う (ちゃんとメモっておけばよかった)。 チョコを真ん中にマスコミによる写真撮影がしばらく続く。
もう一言ずつあるのかな、と思ったが舞台挨拶はここで終了。
我々は劇場を出て、食事をしながら総括。 やはり、思ってたより面白かったということだった。
Written 2/8/04
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