ひととおり挨拶を済ませたあと、おそるおそる劇場の中へ。 ちょうど幕間でゆっくりと席を探すと、 私のは2列目、実質最前列の舞台に向かって右の端。 自由席の4列目の真ん中のあたりを確保しようかなとも思ったが、 この席は角度が面白いのでこのまま居座る。 裏で大道具が移動しているのが見えたり。
最初に見たのは「蝶の道行」というので(というのはあとから分かった)、 じっと見ていたが、かなり動きが激しい。 お、黒子がいる。本物の黒子を見るのなんてはじめてだ。 しかしなんだかさっぱり分からないので、幕が降りたあと500円のパンフを買いに。 ついでに2階に上がっておみやげに職場の女の子のリクエストの人形焼を 買うあたりが悲しきサラリーマン。
しかしパンフを見てもやっぱ分からんものは分からん。 こういうものはオペラとかと同じで 最初からすべてを分かって見てないとだめなんだろうなあ。
というわけでじっと待つこと2時間くらい。 だんだん催眠効果が現れる頃に次の演目が「春興鏡獅子」ということになった。 指定席なのに空いていた席が次々に埋まっていく。 自由席も同じように埋まっていく。 いつのまにか盛況になってしまった。後ろでたくさん立ってるし。 しかし、準備が大変そうで他の演目の前より非常に幕間が長い。
やっと幕が上がって、なんだかんだあって、姉妹が登場。
亜季ちゃんはなぜか左側に登場。どうして左側で踊ってるの?
いきなり「まえだあきっ!」って掛け声が後ろの方からかかる。
呼び捨てにするな〜〜(そういうものなんだってば)。
亜季ちゃんばかり何度も掛け声がかかるが、この人はいったい何者なんだろう。
やっぱり顔は白く塗られていていたが、意外と顔の判別ぐらいはできるものだ。
背はほとんど変わらなかった。
が、なんというかやっぱり動作が亜季ちゃんなんだよねえ。
それにしても亜季ちゃんは右側に来てくれない。
ほとんど左側で、右端なんか来てくれなかった。
いったん引っ込んだあと今度は蝶の舞。
姉妹といっしょに獅子の舞。髪の毛くるくる回すやつ。
これこそあたしの歌舞伎のイメージ(笑)。
これを見せてもらえるとは思わなかったよ。
とはいえ、やっぱり見ているのは亜季ちゃんのひらひら。
幕が降りると半分くらいの人がぞろぞろと引き上げていく。
どうやらこれが今日のメインだったらしい。
その後OFF会が盛大に行われたのであった。