「風を見た少年」初日舞台挨拶
渋谷東急
2000.7.22
初日前日。3年前は「ながら」で行って早朝に並んだが、 今回はちゃんと休みを取って昼から出かける。 電車に揺られること6時間(っていつものことか)、19時に渋谷東急到着。 劇場前チケット売り場で前売りを買ったときに色々訊ねてみると、 整理券は出ない、この建物は夜は閉鎖されるので朝から並んでもらうことになる、 というつれないお返事。たぶん徹夜で並ぶ人間はそんなにいないと踏んでるんだな。 コアな安達祐実ファンってどれくらいいるのかしらないけど、 3年前のことを考えると、まあそうかな。 後ろのほうでもいいから整理券取れたら今からホテルとって風呂に入りたいのに、 と思ったがそういうわけにはいかないのね。すでに汗でびしょぬれなのに。
一週間前の「さくら」のときは整理券が早々と出たから楽勝だったな。 まあ、並ぶファンの数は全然違うんだろうけど。 しかも「さくら」は何会場も回って最後に名古屋なんだから。
誰か並んでないかなと思って建物の周りをぐるっと回ってみるが誰もいない。 誰か並んでたらそこに並ばせてもらおうと思ったんだけど、まいっか。 数時間すれば並んでるかもしれない、と思い新宿へ。

せっかく東京に来たんだから、ってことで、 本当は秋葉原でBSデジタルのイベントをやってるらしいので、 それに行きたかったんだけど時間がなかったので断念。 で、新宿で本買いまくり。 出かけるときにかばんを軽くしてきたのにもう重くなっちゃったよ。 あたしはふだんはマウスより重い物は持たないことにしているので、 ちょっとかばんが重くなるとすぐに足にきちゃうんだよ。 京都に行くときもそうだけど、 東京へ行くといつもかばんが本でいっぱいになっちゃう。 名古屋に本が売ってればこんなことにならないのに。 どーして名古屋には本売ってないの?
食事を済ませて渋谷に戻ろうと南口の階段を登ったところで 「TOWER RECORD」の文字が目に留まったのが間違いのはじまり。 名古屋で見かけないDVD売ってないかなあと思い、9階(だったかな?)に行くと、 やっぱり売ってるよなあ。 足を休めるために試聴コーナーでCDをねばってずいぶん長く聴いたあと DVDを1枚購入。 輸入物で\3,390と格安なんだけど、ちゃんと日本語字幕も出るから問題ないんだって。 えらいねDVD。

とかなんとかやって渋谷に戻ったのは22時前。渋谷東急前になんか並んでるぞ。 近づいて「すいません、『風を見た少年』で並んでいるのですか」と聞こうとすると、 なーんだ、よく知ってる顔じゃん。
一番乗りは亜季ファンで11時から並んでいて、 その後に安達祐実ファンが10人ほどいるらしく、 ってほとんどかばんだけなんだけど、その後数人いて16番くらいを確保したらしい。 やったね。これで2列目の中央は間違いないでしょ。 ただ階段じゃなくてエスカレーターの前に並んでいるらしく、ちょっと不安。 こーゆーのってふつー階段にならばされるでしょー。 夕方はどーも並んでる人に気づかなかったらしい。 本来並ぶべきところだったら気づいてたと思うんだけど。

で、座って並んでると、前に並んでる人が産経新聞を広げている。 そーいえば公式ページに「産経新聞夕刊」って書いてあったけど、 あれって今日だっけ?と思ってみてるとやっぱ「風を見た少年」の特集だなあ、 っていうかその特集って今日やらないと意味ないよな。 その今度はうち後ろの人が朝日の夕刊らしきのを見ていて それに「風を見た少年」の広告が載っている。 舞台挨拶の案内もあるらしい。
こりゃあ1部確保してこなきゃ、と思い駅の売店をのぞくが、 産経って売ってないねえ。ま、いざとなればホームのほうにいけば、、、 あれっ?18きっぷってかばん中じゃん。 そういうわけでいったん戻ってから改札を通ってホームへ。 ここでも産経売ってないなあ。 と思いつつ品川方面から新宿方面へ回って、もう最後のキヨスクか、 と思った売店で数部発見。 50円払って見てみると、亜季ちゃんちゃんといるじゃない。
戻ってちゃんと見てみると映画の広告が載ってない。 なんだ、二重に買わないといけないのか。 しょうがないので朝日を買ってくる。これはどこにでも売ってるしね。

次々と亜季ファンが並ぶけど、起きていると次の日つらいことがわかっているので、 私は寝ることにする。そんなに簡単には寝られないけど、 イルミネーションが少しずつ消えていき、そのうちねむりについたらしい。
3時ごろいったん目が覚めるとなんかかゆい。 東京の蚊って絶滅したのかと思ってたけど。 しかし、なんでこの時間まで車が走りまくってるのかねえ。

4:45頃明るくなったなあと思い起きると、列が移動するらしい。 2階の駅に通じる通路。上映映画の告知もあり、「本日初日」(←確か)の文字も。 並んでるのは40人くらいかな。たいして並んでないね。
そのうちなぜか顔を知っているカメコが続々登場。10人くらいか。 前に並んでいる2人が仲間らしい。 どうやらこいつらよりあとに入場することになりそうだが、 なんで亜季ファンでもないカメコにいい席を取られなきゃならないんだか。 ここの劇場は今のところ全然仕切りをしてないくらいだから カメラチェックなんかしないんだろうなあ。
さっきまで並んでいたところにはすごい数の人が 巨人戦のチケットを求めて並んでいる。

眠ったりマンガをよんだりして過ごすと、ようやく劇場の人が現れたらしい。 壁際にチケットを持たない人が、 その横にチケットを持った人がそれぞれ2列に並ぶことになった。
そして10分後の9:00シャッターが上がって建物の中に。 階段を上がって5階へ。 っていうか5階に上がるちょっと手前の階段の途中で待たされることに。
私のちょうど前に並んでいたはずの某Cさんはチケットを買って 結局列の最後尾に並ぶことになってしまった。 なんてお粗末な仕切りなんだ。 彼は最終的にはおいしい席をゲットしたのでよかったが。
なんか10分前に入場とか係の人が言ってるけど、そんなんじゃ入場できないでしょ。 っていうかこんな時間に並んでちゃカメラチェックなんかできないよ。 1週前の「さくら」のときは 開演の2時間前にきちっと4列に並ばされて その場でかなり厳しいカメラチェックを受けさせられた。 そしてフラッシュなどはいっさいなかった。 今後亜季ちゃんのイベントではすべてこうやらなくちゃだめだ。

さっきのはやっぱり間違いで9:20に入場。
チケットを切られるとやっぱり走り出すわけね。 前のカメコとは違い右側に回り込んで全力で走り、 前から3列目の真ん中のシマの右から3番目の席をゲット。
結局、最前列が報道用、2列目が安達祐実ファン、3列目が前田亜季ファン、 4列目がカメコという具合にだいたい収まった。 あたしはあんたらとは脚力が違うんです。

9:45にCM、そして10:00に上映開始。
映画の出来は、な〜んか全体にあまかったような。 まず動きがあまい。絶対的に枚数が足りないみたい。 その辺はまあ予算が限られているんだからしょうがない。 でも冒頭のカーチェイスシーンとかあきらかにヒドイんで、 もうちょっとなんとかしてほしかった、 というかふつーなんとかしないか?
あと、絵的にもだめすぎ。 CMに出てくるシーンでも1枚の絵として「いい」と思えるものがない。
とかなんとか書いてると文句ばかりになるのでもうやめておくが、 最後に、結局この映画は何がいいたいのかが分からなかった。 でもそれなりに楽しめる映画ではあったんだけど。
亜季ちゃんは何箇所か全然声が出てないところがあったけど、 まあまあ健闘してるかな。 せっかく声のお仕事に挑戦したのだからまた今度やってほしいな。 テレビのレギュラーだけはやめてね。王様とけんかしても(爆)。

上映終了後ただちに舞台挨拶。
ここは舞台の袖というものがないらしく、一般の入り口、右側一番前の扉から入場。 原作者のC・W・ニコル氏、大森総監督、が各々紹介されて舞台へ。 ここで亜季ちゃんが見える。ピンク系のワンピだ。 主役の安達祐実さん、そして最後に亜季ちゃんが紹介されて舞台の、 お、あたしの席に近いところかな、あたしの真正面じゃん!

最初に出演者がひとことずつということだったが、 あたしは亜季ちゃんばかり見てたんで頭に入ってこないよ。
亜季ちゃんのワンピースはHTML的にいうと、 deeppink ってとこかな。 ちょうどひざが隠れるくらいだったかな。 私が中学生の頃の理想に近い感じ。
安達祐実さんと亜季ちゃんはほとんど背が同じくらいだね。 数ミリ亜季ちゃんの方が高いかも。 下は本物のサンダルだからほとんど身長そのまんま。 サンダルは衣装に合わせたもうちょっと紫がかった色の派手な花がついたもの。

亜季ちゃんの番になるとその前までにくらべてやたらフラッシュが焚かれる。 カメコがやってるよ。 亜季ちゃんは笑顔を絶やさず、ただずっと上の席のほうをまっすぐ見ている。 あるいは横向いたり。 係の人の「やめてください」という言葉とそれを無視するカメコとの戦いに 気が行ってしまって亜季ちゃんがなんて言ってるのか全然頭に入ってこない。
その次に役者二人に投げかけられた質問は、役柄と自分の似ているところ。 ここは両人とも産経に書かれてたのとほぼ同じだったような。 亜季ちゃんのは似ているところじゃなくて役柄の紹介だったかも。
この間も係の人とカメコのバトルが繰り広げられてたようだが、 カメコは何を言ってもムダだからいまさらしょうがないんだけど。

最後にニコル氏がひとことということだったが、 途中から「フラッシュはやめてください」というような発言をし、拍手を浴びる。 この拍手でちょっとは救われたかな。
このとき安達祐実さんは無表情でフラッシュに抗議していたように思う。 亜季ちゃんはそれでも終始同じ笑顔。 単なるアイドルならそれでもいいけど、 亜季ちゃんはもうちょっと考えた方がいいかも。 下を見なかったのは抗議のつもりなのかもしれないけど。
「亜季☆時間」でこの辺を取り上げて反撃だ!

舞台挨拶が終わって劇場の外でたむろっているとニコル氏登場。 我々は拍手で迎えるがしばらくして隣接する書店の方へ入っていく。
その後すぐ建物を出ると12:00。 晴れてるけどやっぱり東京はあんまり暑くないね。 不満たらたらの劇場だったけど、 そういえば冷房は効きすぎではなかった。 それだけはよかった。

こうして書いてるだけでも怒りがこみ上げてくるが、 亜季ちゃんを間近で見られただけでもありがたいと思わなくちゃ。
次は、「バトル・ロワイアル」関係か。

Written 7/23/00
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