「学校の怪談3」あらすじ


 槙町小学校には、こんな言い伝えがあった。
「20年くらい前、この学校の図工室にはとても美しい鏡がありました。 でも、放課後にその鏡を覗いてしまった生徒は、二度と帰ってこなかったそうです。 それ以来、その鏡は、この学校のどこかにひっそりとしまわれているそうです」
20年後の今でも噂だけが伝わっていたこの謎の鏡を、ある日、 先生が偶然に見つけてしまう。
 例の鏡発見の情報を聞き、夜の学校に集まってくる6人の生徒たち。 見えない何かに誘われるように鏡の前に立ってしまう生徒と先生は、 次々と鏡の中に吸い込まれていく……。  気がついた時、彼らは、現実そっくりだけど、 何かが微妙に狂っている鏡の世界に閉じ込められていた  異世界で次々に襲いかかる超現象と妖怪たち。
 はたして7人は、奇妙な鏡の世界から脱出できるのか!?

「小学五年生」7月号より転載

6/6/97