当日、有明から急いで駆けつけた私が驚いたのは、まずホールの狭さでした。
そして、舞台が非常に客席に近い!
前から3番目だけれど端の方だったのでちょっと不満だったのですが、
こんなによく見えるところだとは思いませんでした。 それから開演前の無秩序な楽器の音と控えめな照明。 私は2回目で、1回目はもしかしたら亜季ちゃんのクラスのお友だちとか 来てるかもと思っていましたが、そんな小学生が来るような雰囲気ではないですね。 実際にはどうなのか知りませんが。 とにかくミュージカルを見るのは初めてとか 劇を自分でお金を払って見るのは初めてとかで、 公演開始前にはかなり緊張してしまいました。
さて、ミュージカルの内容の方ですが、
この劇は男女の微妙な感情の揺れが見られればいいのかなあと思っていたのですが、
よく分からなかったです。
ミュージカルにそういうことを求めてはいけなかったのかもしれません。
最大の敗因は、エリオットの歌がよく聞き取れなかったことだと思いますが。 そんなことはどうでもよくって(よくないけど)、 肝心なのは亜季ちゃんですね。 ずっと亜季ちゃんがミュージカルで歌うなんて無理じゃないかと思っていたのですが、 そんな心配はいらなかったようです。 相変わらず声量は無いし、不安定だし、歌詞がよく聴き取れなかったのですが、 大丈夫。ソロは少ないし、合唱なら分からないし (他の2人の子役とのコーラスは失敗していたような気がするけど)、 主役のエリオットがあの程度なのでそんなことは取るに足りないことでした。 それよりもミュージカルで重要なことはダンスだったようです。 あの踊りを全部マスターするのは非常に大変だったでしょう。 亜季ちゃんはちゃんとこなしていたように見えました。 他の2人の子役といっしょに踊る場面が多かったのですが、 素人のはずの亜季ちゃんがその中では抜群に輝いているように見えました。 単なるひいき目かもしれませんが。
でもミュージカルといえども最も重要なのはやっぱり演技のようで。
後ろのほうは見渡さなかったので本当のところはよく分かりませんが、
亜季ちゃんの動員力は相当なもので、
私の両隣の人は露骨に亜季ちゃん目当てで
(隣の隣の方は名乗り出てくださったので、4人は並んで亜季ちゃん目当て)、
亜季ちゃんがすぐそばに来ていたときは身を乗り出さんばかり、
遠くにいるときは双眼鏡といった感じでした。
そんな風に亜季ちゃんは距離的には近くに来てくれていたけど、
それなのにいつもメディアを通して見ているのと同じように
壁があるような気がしました。
自分の自制心がそうさせるのかもしれませんが、
亜季ちゃんも演技に入っちゃって壁を作っちゃっているような気もしました。
適当に思ったことを書き連ねてきましたが、
結局今回の公演のポイントは、 名古屋でもやってくれないかな(やらないと思うけど)。 |
Written 3/22/98