シネトライブ2005 クロージング
 
  第七藝術劇場
2005.7.31
 
 雨の降る中、十三駅から走って、それらしきビルの6階へ。
 13:05 劇場前に到着するも誰もおらず。
 しばらく待ったが、状況が変わらないので2階のネットカフェに移動。
 1時間つぶす。
 14:20 戻ってみると、数人列らしきものが出来ている。
 非常階段に並ぶ。
 いつの間にか「孕み」のポスターが貼られている。
 当日券を買って6番に入場。
 楽々最前列が取れる、と思いきや、1列目は全て関係者席。
 しかも、そこに座っているのはたった一人。
 あとから分かったことだが、それは「孕み」のおばちゃん役の女優さんだった。
 まあ、2列目のほうが落ち着いてていいか。
 メモも取りやすいし。
 1本目の舞台挨拶と上映が終わって、いよいよ亜季ちゃん登場。
 の前に、テーブルとパイプ椅子が運ばれるが、
 その椅子の背がハデにやぶれていて、
 おいおいそんなのに亜季ちゃんを座らせるのかよ、みたいな。
 PとDと亜季ちゃんと司会のPLANET+1の人という並びで、
 ボロい椅子には監督が座った。
 監督は終始立場が弱かったような。
 亜季ちゃんはジーンズに、上はなんだっけ?
 ふつーに女子大生風だった。
 AXのときとえらい違いだ。
 やっぱりあのときは女子高生モードだったのだろうか。
 まずは映画自体の話から。
 3日前に完成。
 映画なんてそんなもんかな。
 その前のはさっき完成したって言ってたし。
 マイクが3本しかなくて、PとDが渡しあってんだけど、
 コードが短くて受け渡しがうまくいかない。
 それで、4人が椅子をくっつけあってたのがなんか楽しかった。
 この映画の企画は、まずホラーを作るということで、
 監督は、そのとき「撮ってないから」ということで決まったとか。
 一番知りたいのはなぜ亜季ちゃんがということだったが、その辺はなし。
 亜季ちゃんは小さい頃からホラーに出演しているが、と振られて、
 「そうですね、小さい頃からホラーを何本も撮ってて、見るのが好きで、
 だから恐怖心なく現場に入っていけました」
 「完成したのを見て、変な恐怖心がありました」みたいな。
 ロケの話
 ロケ地は、確かPが岩手県で別の作品を撮ってて、
 じゃあこれも同じところでやるか、みたいな。
 ロケはホントに大変だったようで、
 ほとんどふぶいてて、
 -16〜-20℃で、
 ロケは5日間だったんだけど、体力勝負だったと。
 PとDは雪対策が甘くて出演者には申し訳なかったと、さかんに謝ってた。
 実は2人とも北海道出身で、ロケハンやって、ふつうに芝居ができると思ったが、
 実際にやってみると、まともに歩くことが出来ない。
 亜季ちゃんは妊婦役で、常にお腹になんか入れているので、
 雪に足をとられて大変だったということだった。
 妊婦役について
 驚いて、17歳で妊婦ってのが信じられなくて(子持ちはやったけどね)、
 それでお母さんに、どんな風に寝るのかとか歩くのかとか聞いた。
 この役は、女ってのは弱いんだが、
 でも守るものがある人が強くて、それが妊婦なんだって話だった、っけか?
 監督論
 なぜか、深作・山下・田尻を比較させられる。
 どんな風に役者と接してたかという話で、
 深作監督は撮影以外でもいっしょにご飯食べて、
 でも撮影中には芝居のことを熱心にするんだけど、
 学校でふだんなしてるとか、そういう話をした。
 山下監督はそんなにしゃべらないで、遠くで見守っているカンジ。
 田尻監督はあまりしゃべらない。
 監督は、と振られて、
 そういうとき亜季ちゃんはじっと横を見てるんだけど、
 照れたようにおぼえてないと。
 最後に映画の宣伝を。
 東京から始めてって、大阪はここでやる。
 監督「前田さんを見てるだけで楽しめる」
 おい、あんたそれで亜季ちゃんを主役に。
 亜季ちゃん「一度見てるんですが、不思議な感じの怖さがあって、
 がんばって作ったので見てください」みたいな。
 最後に亜季ちゃんにさっきの映画の主役の人から花束が贈られて、
 トークショーは終わり。
 10分押しなので、映画が終わってから大慌てで退散。
 ここで半分くらいがいなくなったかも。
 そうそう、このイベントは撮影OKだったようで。
 そういえば何も書いてなかったような気がするけど。
 撮ってたらお宝になったかもしれないのにね。
 Written 8/4/05